Cisco Live 2017:ネットワークエンジニアの仕事は変わる?

25年以上の歴史を持つIOSの書き直し・・・。これはインパクトがありましたね。

新戦略のIntuitive Networkに基づくCisco DNA( Cisco Digital Network Architecture )のアーキテクチャの製品群をCisco Live 2017で発表しています。

Cisco Live 2017はYouTubeのcisco公式チャネルで公開されており、約1時間で見られます。

Cisco DNAではネットワーク上のトラフィックの意図を読み取り、動的にNW構成を変更する高度な学習機能と自動化機能を備えています。例えば、悪意あるトラフィックは自動的に遮断されるし、重要度の高いトラフィックは優先処理させるような機能です。

Cisco DNAで構成するネットワークインフラ全体の司令塔の役割をDNA Centerが担います。

◆ DNA Center
⇒ Manage the network as one Entity

◆ Software-Defined Access
⇒ One Network Fabric that automatically adapts

◆ Enhanced Network as a Sensor
⇒ See and act on all Threats

◆ Network Data Platform for Assurance
⇒ Predict issues before they become issues

◆ Catalyst 9000 Series Switches
⇒ Agile infrastructure – Catalyst 9300 & 9500、Catalyst 9400

と、ここまではいいのですが、atmarkitさんの以下の記事が気になりました。

Ciscoは3年前のCisco Liveで、DevNetという活動を開始、ネットワークエンジニアがプログラミングを学べる様々な機会を設けてきた。Intuitive Networkの発表で、これがリアルな話になってくる。

この新ソリューションでは、ネットワークの構築・運用作業は大幅に自動化され、場合によっては専門家ではなくともネットワークに触れられるようになる。一方、プロのネットワークエンジニアでも、コマンドラインを使う機会が減ることが予想されるからだ。代わりに、ネットワークエンジニアは様々なネットワークアプリケーションやツールを開発することが増えてくるという

と、プログラムが苦手な人がこれだけを読むと少し不安になるかもしれませんが、

Cisco SystemsのIntent-based Networkingはどうネットワークエンジニアの仕事を変えるか
のatmarkitさんのこちらの記事を読んでみて下さい。少し安心できるのではないでしょうか。

そもそも「Catalyst 9000シリーズ」という用語が出た時点で、いつものパターンなのですがとはいえ、色々な分野でネットワークエンジニアの「 プログラミング 」という要素がピックアップされてきているので、少しずつでいいので準備だけはしておくことをお勧め致します。

また、プログラミング以前に、この記事でピックアップされている「SDN」はしっかりと学習したり、ある程度の経験値を積んでおくようにしましょう。

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