◆ Ciscoルータ - 起動方法
Ciscoルータを起動させるためには、Ciscoルータに電源ケーブルを接続してスイッチONにするだけです。
それにより自動的にIOSやコンフィグレーションが読み込まれて正常に稼働するようになります。詳細な
Ciscoルータの起動順序については、Ciscoルータ( メモリの種類と起動順序 )の解説をご確認ください。
なお、一般的にはルータの起動状態を最初から確認するために、ルータにPCをコンソール接続した上で
電源スイッチをONにします。コンソール接続方法はCiscoルータ(コンソール接続とは)をご参照下さい。
◆ Ciscoルータ - 起動表示
新品のISRシリーズ / ISR G2シリーズのルータは、起動が完了すると最終的に以下の画面が表示されます。
つまり、初期状態では、以下を出力させるコンフィグがすでに設定されるということです。初期状態では
ユーザ名 (Username) とパスワード (Password) を入力して、認証を成功させないとログインできません。
ここで入力するユーザ名、パスワードはともに"cisco"となります。ログイン後に特権モードに移行します。
この工場出荷時のコンフィグを完全削除し初期化するためにerase startup-configを入力し、reloadします。
reloadコマンドにより再起動が完了すると以下の画面が表示されます。この [yes/no] でyesと入力すると
セットアップモードが開始します。セットアップモードは対話形式でルータの基本設定を行うモードです。
noと入力するとセットアップモードが終了します。そしてPress RETURN to get started!が表示されたら
Enterキーを入力してコンフィグ設定が行えるようになります。一般的に、ネットワークエンジニアはここで
セットアップモードの対話形式でコンフィグ設定を行っていくことは先ずありません。
no と入力すると5秒後くらいに"Interface"の"down"メッセージが出力されますが気にする必要はないです。
全てのメッセージが出力された後、以下の通りRouter>と表示されます。後は設定していくだけとなります。
◆ Ciscoルータ - AutoSecure
IOSにはAutoSecureという機能があり、この機能を使用することでCiscoルータのセキュリティ設定を
自動的に実装、または対話形式で実装することができます。自動的に実装する場合には、特権モードで
auto secure no-interactと入力すれば、シスコ推奨のセキュリティ設定が自動的にコンフィグされます。
2種類の実装方法 |
AutoSecureのコマンド |
説明 |
AutoSecure - 対話モード |
auto secure |
対話形式で設定していくモード |
AutoSecure - 非対話モード |
auto secure no-interact |
シスコの推奨設定が自動的に設定されるモード |
AutoSecure機能もセットアップモード機能と同様、一般的にネットワークエンジニアは使用しません。
【 AutoSecure - 対話モード 】
【 AutoSecure - 非対話モード 】
auto secure no-interactと一行入力するだけで、その後は自動的に設定が ruunning-config に反映されて
いくことから、稼働環境で絶対に入力してはいけないコマンドです。参考知識として知っておきましょう。
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