ネットワークエンジニアに役立つ資格

ネットワークエンジニアになるために資格は必要はなく、無資格でも仕事はできます。

しかし、ネットワークエンジニアとして仕事をするにあたり役立つ資格があります。

これからネットワークエンジニアとしてお仕事をする方が取得しておいた方が良いNW資格や読んでおいた方が良い参考書を本記事で紹介します。

ネットワークエンジニアの仕事に役立つCCNAを取得しましょう

マスタリングTCP/IPやNetwork Study1を読むことで、ネットワーク技術が身についてくるとその技術力を形にすべく、あるいはネットワークエンジニアへの転職に際して、少しでも有利にするために資格の取得を考える人は多いと思います。

ネットワークエンジニアの仕事や転職で役立つ資格といえば、シスコ認定資格の「CCNA」、または国家資格の「 ネットワークスペシャリスト 」の2つが主流といえます。後者の資格は、国家資格でありCCNAに比べて難易度が高いことから、一般的に先ずCCNAの取得を考える人が多いと思います。

ベンダーの認定資格とはいえ、企業ネットワークでCisco機器を導入していない企業はないと言えるくらいCisco機器は浸透しているので、そのシスコ製品を扱えるネットワーク技術力を証明できるCCNAを取得することをお勧め致します。CCNA取得にあたり、CCNAのWeb教科書であるCCNAイージスもご参考頂ければと思います。

CCNAを取得できればNWスペシャリストを取得しましょう

ネットワークエンジニアで最も評価される国家資格は「ネットワークスペシャリスト」ですがこの資格取得過程で得られるネットワーク技術の体系的な知識は、とても仕事で役立ちます。

ネットワークエンジニアにとって最も評価される資格は「CCIE」ですが、これは難易度が非常に高く、受験費用も高額であることから、先ずはネットワークスペシャリストを取得を目指しながら学習していくことをお勧め致します。

ネットワークスペシャリスト取得で必要な「ネットワーク技術」部分については、当サイトで解説しているネスペイージスを読むことで、ネットワーク技術の体系的な知識を得られるようにしています。少しボリュームが多いかもしれませんが毎日少しずつ読めば確実に技術力が高まっていくので、ぜひご参考頂ければ幸いです。

これからネットワークの運用・監視のお仕事をする方へ

今までネットワーク以外のエンジニアとして仕事をしていた人や、第二新卒の方が派遣社員、契約社員などで最初にネットワークエンジニアの仕事をする場合、一般的に企業ネットワークの運用・監視の常駐要員として働く場合が多いです。

ネットワークの構築、設計の仕事で未経験採用は少ないのですが、ネットワーク運用、監視については未経験でもCCNAを取得していれば採用されることが多くあります。当方も常駐するネットワークエンジニアとして運用・監視のお仕事経験があります。

そして、常駐のネットワークエンジニアとして運用・監視する場合、ネットワーク機器だけでなく、各種サーバ機器も運用・監視することが求められます。そこで役立つ参考書はこちらの「ネットワーク監視:最強の指南書」という参考書です。

本書は、統合監視ソフトウェアとして「Zabbix」を使用する場合には特に役立つ内容になっています。Kindle版のサンプルをダウンロードすれば分かるかと思いますが、カラーでとても見やすいです。また、目次も詳細に分かるので自分に合う参考書かどうかチェックしましょう。

ネットワーク監視 最強の指南書 (日経BPムック 日経ITエンジニアスクール) 

これからネットワークの設計・構築のお仕事をする方へ

これからネットワークの設計・構築のお仕事をする方には、事前に読んでおくととても役立つ参考書があります。それがこちらです。

インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク・デザインパターン
実務で使えるネットワーク構成の最適解 27

著者は分かりやすい書籍で有名な人気の「みやた ひろしさん」です。

◆ 内容紹介
長年の実務経験でしか得られないネットワークの物理設計・論理設計・運用管理のポイントがこの一冊で!

本書では、現代のネットワークを社内LAN、インターネット接続、サーバLAN、拠点間接続の4つに分け各構成の最適解を提示します。機器構成設計、物理構成設計、VLAN設計、IPアドレス設計、ルーティング設計、STP設計、FHRP設計、スタック構成設計、リンク冗長化設計、帯域拡張設計、経路冗長化設計など詳細に解説。ネットワークにかかわるすべてのエンジニアの実務に耐える一冊です!

◆ 対象読者

● 知識をどう使えばよいかわからないネットワークエンジニア
資格試験やテキストなどで基礎知識をマスターしたネットワークエンジニアが最初にぶつかる壁、それが現場のネットワークとのギャップです。本書は現場で目にすることが多いネットワーク構成を基礎知識レベルで解説しています。

● ネットワークを知る必要が出てきたサーバエンジニア
仮想化技術やストレージネットワーキング技術など、今やシステムに欠かせないものとなった技術の多くはネットワークをベースとしたアーキテクチャを採用。「サーバは得意なんだけど、ネットワークは苦手なの」というサーバエンジニアにもネットワークを好きになれるように図を多用して説明しています。

● 社内ネットワークを運用管理するエンジニア
長く社内ネットワークを運用管理していると、サーバのサービスが壊れたり、ネットワーク機器が壊れたりと、いろいろなトラブルに見舞われます。本書はトラブル事例やその原因、運用管理に役立つTipsを詳しく説明しています。

◆ 目次:
Chapter1:Trustゾーンのネットワークデザインパターン
Chapter2:Untrustゾーンのネットワークデザインパターン
Chapter3:DMZゾーンのネットワークデザインパターン
Chapter4:WANゾーンのネットワークデザインパターン
Chapter5:総合構成のネットワークデザインパターン

この書籍の内容でネットワークの設計・構築の手法を全て学べるわけではないですが、仕事でとても役立つことは間違いないです。ぜひ手にとることをお勧めします。

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