総務省から2023年12月末時点の携帯電話の契約数のシェアが3月22日に公開されました。
移動系通信(携帯電話・PHS・BWA)のシェアは以下となります。
◆ NTTドコモ:40.7%(MVNO含む、前期比 -0.3%)
◆ KDDI au:30.5%(MVNO含む、前期比 -0.1%)
◆ Softbank:25.9%(MVNO含む、前期比 ±0%)
◆ 楽天:2.8%(MVNO含む、前期比 +0.4%)
今回から楽天モバイルのMNOだけでなく、MVNOもシェアに追加され反映されています。
前期比では、NTTドコモが大きく減少し、楽天モバイルが大幅に増加する結果となりました。楽天モバイルは契約者数を増やすために2023年10月から12月まで様々な施策を講じており、今回その結果が数字に表れています。かなり大胆な施策であったため、1月以降の伸びは鈍化する可能性があります。
ドコモは長期に渡りシェアを低下し続けていますが、人気がないというよりもドコモの場合は契約者は高齢層が多いことから、人口減少の影響を大きく受けています。
携帯電話の契約数は2億1873万(前期比+1.5%、前年同期比+5.4%)となっており、前期の2億1552万から321万契約増えました。社会人となれば、1人が個人携帯と会社携帯の2つを持つことになることや、デュアルSIM対応のスマホ普及により、キャリアを複数契約している人が増えていることも影響しています。
MVNOは、SIMカード型の契約数の事業者別シェアは以下であり、IIJの一人勝ちです。
◆ IIJ: 21.3%(前期比+0.9%)
◆ NTTドコモ(旧NTTレゾナントに係るもの): 10.4%(前期比-0.9%)
◆ オプテージ:8.7%(前期比 -0.2%)
◆ 富士通:5.7%(前期比 +0.1%)
◆ イオンリテール:4.7%(前期比 -0.1%)