ソフトバンク:2025年3月期1Q決算:増収増益(全セグメント増収、PayPayが好調)

ソフトバンク(9434)が2025年3月期1Qの決算発表をしました。増収増益となるだけでなくコンセンサス予想も上回り、1Qの連結最終利益は前年同期比10.8%増の1625億円に伸び好調な滑り出しとなりました。

【決算速報】SB、4-6月期(1Q)最終は11%増益で着地

ソフトバンク <9434> [東証P] が8月6日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比10.8%増の1625億円に伸び、通期計画の5000億円に対する進捗率は32.5%となり、5年平均の29.8%とほぼ同水準だった。

直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の17.2%→19.8%に上昇した。

株探ニュース(minkabu PRESS)

コンシューマ、エンタープライズ、メディア・EC、ディストリビューション、ファイナンスの全ての事業で増益となりました。ファイナンス事業はPayPay株式会社を連結してから初の黒字となりました。

ファイナンス事業は、2023年度1Qのマイナス18億から、2024年度1Qでは+57億円となり、PayPayの黒字化が大きく寄与しています。

稼ぎ頭の「コンシューマ」と「メディア・EC」の進捗率が高く、1Qのような実績が続けば、下期には上方修正される可能性もあります。

スマホの累計契約数は右肩上がりであり、スマホ契約数4%増となっています。

長期ビジョン実現に向けたロードマップですが、第2フェーズは前倒しで進捗しており、今後のソフトバンクの飛躍を期待させる決算説明会でした。

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