総務省から2023年9月末時点の携帯電話の契約数のシェアが12月22日に公開されました。
移動系通信(携帯電話・PHS・BWA)のシェアは以下となります。
◆ NTTドコモ:41.0%(MVNO含む、前期比 -0.3%)
◆ KDDI au:30.6%(MVNO含む、前期比 ±0%)
◆ Softbank:25.9%(MVNO含む、前期比 +0.1%)
◆ 楽天:2.4%(MVNO含む、前期比 +0.1%)
前期比では、ソフトバンクと楽天がシェアを拡大しました。一方、NTTドコモは減少が続いています。KDDI auは横ばいという結果となりました。
ドコモの契約者は高齢層が多いことから、人口減少の影響が受けることになり今後もシェアを低下させていく可能性が高いです。楽天モバイルの契約者数が少しずつ着実に増加していることもドコモのシェアに影響を与えています。
携帯電話の契約数は2億1552万(前期比+1.3%、前年同期比+5.1%)となっており、前期の2億1268万から284万契約増えました。社会人となれば、1人が個人携帯と会社携帯の2つを持つことになることや、デュアルSIM対応のスマホ普及により、キャリアを複数契約している人が増えていることも影響しています。
MVNOの契約数は引き続き増加しています。MNOよりも伸び率が大きい結果となっています。SIMカード型の契約数の事業者別シェアは以下となっており、IIJの一人勝ちです。
◆ IIJ: 20.4%(前期比+0.4%)
◆ NTTドコモ(旧NTTレゾナントに係るもの): 11.3%(前期比-0.9%)
◆ オプテージ:8.9%(前期比 -0.1%)
◆ 富士通:5.6%(前期比 ±0%)
◆ イオンリテール:4.8%(前期比 +0.1%)