◆ まずは “ ネットワークエンジニア ” を知ろう!
ネットワークエンジニアとして転職活動するまえに、事前に以下の記事をご参考に頂ければと思います。
1. SIer側、ベンダー側のネットワークエンジニアの働き方についてその詳細を知ろう。
2. ネットワークエンジニアの雇用形態(正社員、契約社員、派遣社員、出向社員、個人事業主)を知ろう。
3. ネットワークエンジニアの失敗しない転職を参考にして、そもそも転職が必要かどうかを考えましょう。
4. 面接受けの良いネットワークエンジニアの職務経歴書の書き方を参考にして準備をしましょう。
当方がベンダーのネットワークエンジニアとしての経験が長いこともあって、ベンダー側のネットワーク
エンジニアよりのネタになっていますが、情報システム部のNWエンジニアにも参考になるかと思います。
ネットワークエンジニアの求人情報は下の方で紹介する転職会社や派遣会社をご参考頂ければと思います。
◆ ネットワークエンジニア - 20代の過ごし方
エネルギーあふれる20代は、色々な経験を積むようにしましょう。最初は、サポートエンジニアやサーバ
エンジニアであった人がネットワークエンジニアになりたい場合、入り口として「運用/監視」からスタート
する人が多いですがその期間は最大で3年以内にするようにしましょう。あまりに長い期間「運用/監視」を
やっていると知識的に浦島太郎状態になってしまったり「提案/設計/構築」をやりたくても脳細胞がついて
いけないような状態になる可能性もあります。あと、友達作りや人脈を広げることは重要です。当方は現在
比較的高い年収ですがそれは友人のおかげと言えます。友人との語り合いで色々な選択肢を知ることができ
固定観念から解放された働き方を実現できています。学生時代の友達、地元の友達を大切にすることが重要。
注意点として、色々な経験を積みたいからといって、正社員の人が1年、2年間の短期間で転職していると、
転職時の面接で、ストレス耐性が弱いのではないか、対人関係が弱いのではないか、そもそも、またすぐに
退職されてしまうのではないかと思われて非常にマイナスポイントなので、3年間はその場でフィールドを
広げていってがんばることをお勧めします。2年8カ月後に、12月のボーナスをもらうタイミングで退職する
打算的なパターンもありです。ただし、退職する際には周りに迷惑をかけないようにすることが非常に重要。
あと20代後半には結婚しておくことが大切です。女性だけでなく男性も年をかさねるごとに外見的には少し
見劣りしてきますし、20代の頃に同じ年頃の女性と肌を重ね合わせることは、とても幸せなことと言えます。
◆ ネットワークエンジニア - 30代の過ごし方(ベンダー系のエンジニア)
30歳の時点では、自身が以下の 1〜5 のどの系統のネットワークエンジニアとしてスキルを研ぎ澄まして
いくのかを明確にしましょう。前提としてルーティング、スイッチング、ワイヤレス、基本的なLBの技術
は備えていることです。これらを土台として以下の1〜5の内容を目安にして進路を決定して進んでいく。
1. 幅広い案件対応が可能な技術を備えたR&S系ネットワークエンジニア
2. セキュリティ系ネットワークエンジニア
3. テレフォニー系ネットワークエンジニア
4. サービスプロバイダ系ネットワークエンジニア
5. SDN系・仮想化系ネットワークエンジニア( 1〜4の系統選択をしその上で 5 を目指す必須スキル )
例えば「全系統のスキル身につけたい!」というのは時間的に無理でしょうし中途半端な技術力しか身に
つかない可能性が高いです。また、4を目指すのなら3はタッチできないですし、上記の系統はある種の
排他的な関係にあると言えます。ただし、5については、ネットワークエンジニアとして必須のスキルと
となっていますので、1〜4の系統選択に加えて、あわせて5の系統のスキルアップをがんばりましょう。
30代は学生時代や20代で創り上げた交友関係を深めていくことが大切です。この頃の気の合う仲間との
飲み会は本当に楽しいです。また、大きな成功や大きな収入は、30代までに創り上げた仲間の輪が大きく
影響すると言えます。有料の意味不明なセミナーに金を払うより、幅広い友達と建設的で刺激的な会話を
するために美味しい食事にお金を払う方が100倍も有益と言えます。あと、結婚していない方はできれば
あなたの生命をつないでいくという意味でも30代前半には結婚して子を授かることが人生として大切です。
◆ ネットワークエンジニア - 年齢的な限界も考える
ベンダー側のネットワークエンジニアとして仕事をしている場合、自分が現場で定年(65歳)まで働けると
考えない方がいいかもしれません。課長、部長など管理職として働けるなら定年まで体力的な問題を乗り越え
お仕事できるかと思いますが、管理職の立場になく現場で構築作業や障害対応などを行う立場である場合には
50代前半あたりが限界ではないかと考えています。
理由は、ネットワークエンジニアという職種では最新技術へのキャッチアップが常に必要であるにも関わらず
加齢に伴う吸収力低下、情報処理能力の低下、フットワークの著しい低下の点からやりがいある内容の仕事を
任されなくなる可能性が高く精神的・体力的に厳しくなるからです。また、そのような状態になってしまうと
リストラの対象になりやすくもなります。
愛社精神、忠誠心、恩義などは大切かもしれませんが、最後に自分を守ってくれるのは会社ではなくて家族と
自分自身です。しっかりとしたキャリアプランを立てるのが大切です。そして、情報の好き嫌いすることなく
情報収集には貪欲になり、ネットワークエンジニアとして成功することを願っています。
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