◆ ファイルサーバとは
ファイルサーバとは、OSのファイル共有機能を使用して、LANやWANなどのネットワーク上でファイルの
共有や、データのやり取りを行えるサーバのことです。Windows Serverのファイル共有機能を使用したり
LinuxでSambaを使用したりすることで、ファイルサーバとして動作させることができます。
クライアントPCは、ファイルサーバの共有フォルダ内のファイルの閲覧、修正、移動、削除、コピーなどの
操作を行えます。また、誰かがファイルを編集している時は、別の誰かに編集されないようにロックされて
更新の不整合を防ぐことができます。
ファイルサーバではActive Directoryと連携することにより、共有フォルダやファイルに対してアクセス権を
設定することができます。アクセス権(フルコントロール、変更、読み取り)を設定することで、許可された
一部のユーザやグループだけが閲覧や修正できたり制限することができます。
ファイルサーバにより、ファイルの分散配置を防ぎ集中管理でき、データのバックアップも容易になります。
※ ファイルサーバでは、ファイル共有としてだけでなく、バックアップの保存先としてもよく利用されます。
◆ NAS(Network Attached Storage)とは
NAS(ネットワーク接続ストレージ)はLAN接続できる外付けHDDのことです。家庭向けやSOHO向けの
NASはハードディスク、簡易OS、LANインターフェースなどから構成されており、手軽に操作できる仕様
になっており、ファイルサーバ同様にファイル共有やファイル保管などが可能であり、集中管理できます。
・ I-O DATA製品のNAS
企業向けのNASはファイルサーバの機能に特化したアプライアンスサーバであり、ファイル共有や保管などの
集中管理だけではなく、ユーザやグループごとのアクセス制限も可能であり、ファイルサーバと同等の機能を
提供しているだけでなく、アプライアンスサーバとして高パフォーマンスとコスト面での優位性があります。
・ BUFFALO製品の法人向けNAS
長期安定稼働のために「ニアラインHDD、リダンダント電源、ファームウェア二重化」となっています。
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