◆ プリントサーバとは
プリントサーバとは、ネットワーク上に配置されたプリンタへの複数の印刷要求を効率よく処理し、管理する
サーバのことです。プリントサーバを導入することで、複数のクライアントPCから同時に印刷要求がある場合
でも適切に処理して管理してくれます。また、プリンタドライバーを配布してくれる機能もあります。
◆ ネットワークプリンタとプリントサーバとの違い
ネットワークプリンタとはネットワーク上で共有し複数のクライアントPCが使用できるプリンタのことです。
そのため、ネットワークプリンタはLANインターフェースを備えています。
個人やSOHOなどのネットワーク環境では、プリントサーバを導入せずにネットワークプリンタだけでも問題
ありませんが、大企業の大規模ネットワークでは多くの印刷要求を効率よく処理したり、プリンタドライバの
自動配布の必要性が高いことからも、ネットワークプリンタとプリントサーバを併用するケースが多いです。
現在の多くの複合機やネットワークプリンタではプリントサーバが内蔵されていますが、Windows Serverを
プリントサーバにすることで、アクセス権の制御、プリンタ設定の一元管理、プリンタドライバの自動配布の
メリットがあります。
プリンタドライバの自動配布とは、プリンタドライバがインストールされていないクライアントPCが初めて
プリンタを利用しようとすると、そのクライアントPCのOSバージョンに応じたプリンタドライバが自動的に
インストールされることを意味します。運用者や利用者にとってシステム利用の大きな負担軽減になります。
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