◆ バックアップとリストア
サーバの障害発生時にデータの消失を回避するためにも、データのコピーを保存しておく必要があります。
データのコピーを取得して、別のメディアなどに保存しておくことをバックアップと言います。サーバの
運用管理を行う上で定期的なバックアップは重要です。データ消失時にそのバックアップしたデータから
元の状態に戻す(復旧する)ことをリストアと言います。
バックアップとリストアを実行できる代表的なバックアップソフトウェアには、Windows Serverに標準で
付属するWindows ServerバックアップやArcserve Backupなどがあります。
バックアップする際に検討する事項として、バックアップを実行する時間帯、バックアップの対象範囲、
バックアップする先、バックアップ方式など、大きく以下の4項目があげられます。
バックアップの検討すべき点 |
説明 |
バックアップの時間 |
バックアップを実行する夜間などの時間帯を検討する。 |
バックアップの対象 |
ファイル、フォルダ、パーティション、ディスク単位などバックアップ対象を検討する。 |
バックアップする先 |
内蔵するHDD、NAS、クラウドサービスなどから検討する。 |
バックアップの方法 |
フルバックアップ、差分バックアップ、増分バックアップのバックアップ方式から検討する。 |
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