◆ A10 - ヘルスモニターの設定の解説まとめ
先に解説した「ヘルスモニターの設定」の記事内容の通り、以下のコンフィグ設定をすることで
「ICMPによるL3チェック」と「TCPによるL4チェック」が、デフォルトで実行されることになります。
(config)# slb server HTTP-SV01 192.168.1.101
(config-real server)# port 80 tcp
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そして、L7チェックのモニターを作成して、以下のようにサービスグループに適用すると、上記の2つの
チェックと以下の1つのチェックの「合計3つのモニター」が行われることになります。
(config)# health monitor HTTP-CHECK01
(config-health:monitor)# method http expect response-code 200
(config)# slb service-group HTTP-SG01 tcp
(config-slb svc group)# health-check HTTP-CHECK01
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◆ A10 - ヘルスモニターの設定 - テストコマンド
ヘルスモニター作成後、リアルサーバやサービスグループへの適用前にヘルスモニターでテストできます。
◆ ヘルスモニターテストコマンド
A10# health-test server-ipaddress count number port number monitorname name
◆ ヘルスモニターテストコマンドの例
A10# health-test 192.168.1.101 count 3 port 80 monitorname HTTP-CHECK01 |
実行の結果「node status UP.」と表示されたら成功、「node status DOWN.」と表示されたら失敗です。
◆ A10 - ヘルスモニター成功時のshow logの出力ログ
モニターがすべて成功するとshow logコマンドでは以下のような出力ログを確認することができます。
SV01 (192.168.1.1) is up (ICMP Receive OK)
SV02 (192.168.1.2) is up (ICMP Receive OK)
SV01 (192.168.1.1) port 80 is up (TCP Verify Connection OK)
SV02 (192.168.1.2) port 80 is up (TCP Verify Connection OK)
SV01 (192.168.1.1) TCP port 80 of group HTTP-SG01 is up (HTTP Status Code OK).
SV02 (192.168.1.2) TCP port 80 of group HTTP-SG01 is up (HTTP Status Code OK).
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