BIG-IP - Persistence source_addr



 ◆ F5 - パーシステンスの種類

 先ず、パーシステンスの詳細はロードバランサをはじめからの「パーシステンスとは」をご参照下さい。
 BIG-IPで設定できるパーシステンスには以下の種類があります。最も使用されるのは「◆」となります。

 ◆ Source address affinity persistence
 ◆ Cookie persistence
 ◇ SSL persistence
 ◇ Destination address affinity persistence
 ◇ Hash persistence
 ◇ SIP persistence
 ◇ Universal persistence
 ◇ Microsoft Remote Desktop Protocol persistence



 ◆ ソースアドレスパーシステンス(Source address affinity persistence)の設定

 1. 「Local Traffic」⇒「Profile」⇒「Persistence」を選択して以下の画面から「Create」を押します。

 


 2. Parent Profileに「source_addr」を選択し、Persistence Typeに「Source Address Affinity」を選択。

 

 ※ セグメント単位の指定は/24なら上図の通りで、ホスト単位の指定はデフォルトの"None"でOKです。
 ⇒ デフォルトの"None"が255.255.255.255を意味します。または255.255.255.255と指定してもOK。
 ※ Timeoutでセッション維持時間を定義します。ECサイトでは買い物する時間などのヒアリングが重要。


 3. バーチャルサーバに作成したPersistenceのプロファイルを適用します。設定は以上です。
 ※ 前提として、VS-HTTPのバーチャルサーバにはhttpプロファイルが適用されている必要があります。

 


 ◆ source_addrのステータス確認

 source_addrが適切に動作しているかどうかはshow ltm persistence persist-records all-properties
 で確認できます。source_addrのパーシステンスが適用されていない場合は以下のように表示されます。

 



 作成したsource_addrのパーシステンスの適用後、正常に動作している場合は以下が表示されます。

 ・ 10.1.1.100 がバーチャルサーバのIPアドレス
 ・ 192.168.1.100 がリアルサーバのIPアドレス
 ・ Valueの右側に表示されているIPアドレスがクライアントPCのIPアドレス

 


 注意して頂きたい点としてsource_addrの場合、上記のようにアドレスがステータスが出力されましたが
 以下のパーシステンスの場合にはshow ltm persistence persist-recordsコマンドを入力しても何も表示
 されなくて正解です。※ OSバージョンにより表示内容は異なります。

 ⇒ Cookie Insert
 ⇒ Cookie Rewrite



BIG-IP Basic Configuration 2

Copyright (C) 2002-2024 ネットワークエンジニアとして All Rights Reserved.