◆ SNMPの設定 - SNMP Agent Configuration
BIG-IPのSNMP設定はSYSLOGとは異なりGUIだけで設定できます。先ず、以下の3項目を設定します。
設定項目 |
説明 |
Contact Information |
管理者のメールアドレスなど |
Machine Location |
BIG-IPの設置場所の情報 ( Location ) |
SNMP Access (Client Allow List) |
SNMPアクセスを許可するIPアドレス(SNMPマネージャなど) |
[System]⇒「SNMP」⇒「Agent」⇒「Configuration」の画面で設定を行います。デフォルト値として
Client Allow Listに「127.」という値がありますが、BIG-IPでSNMP Walkコマンドの実行のために必要と
なりますので削除しないように注意しましょう。例では「172.16.100.100」のアドレスを追加しています。
※ Note: By default, SNMP is enabled only for the BIG-IP system loopback
interface(127.0.0.1)
◆ SNMPの設定 - SNMP Agent Access
BIG-IPがサポートしているSNMPバージョンはv1、v2c、v3の3つ。以下の設定画面はv1とv2c用です。
その他のメーカ同様、SNMPで使用するバージョンはv2cまたはv3が推奨です。設定項目は以下の通り。
設定項目 |
説明 |
Type |
IPv4アドレス、またはIPv6を選択。 |
Community |
コミュニティ名を入力。 |
Source |
SNMPマネージャなどのアドレスを選択。※ |
OID |
SNMPアクセス対象のOIDツリー情報を入力。 |
Access |
Read OnlyまたはRead Writeを選択。 |
※ Sourceには、ホストアドレスまたはネットワークアドレスの指定が可能です。
※ Sourceに default と指定した場合、SNMP Agent Configuration のSNMP Accessと同じ値になります。
「System」 ⇒ 「SNMP」 ⇒ 「Agent」 ⇒ 「Access(v1, v2c)」の画面で設定を行います
◆ SNMPの設定 - SNMP Trap Configuration
最後にTrapの設定を行います。設定項目は以下の通りです。
設定項目 |
説明 |
Agent Start/Stop |
SNMPエージェントの起動または停止時にトラップを送信 |
Agent Authentication |
SNMPエージェントの認証に関するトラップを送信 |
Device |
BIG-IPデバイスに関するトラップを送信 |
「System」⇒「SNMP」⇒「Traps」⇒「Configuration」で設定を行います。
◆ SNMPの設定 - SNMP Trap Destination
最後にTrapの設定を行います。設定項目は以下の通りです。
設定項目 |
説明 |
Version |
SNMPのバージョンを選択。 |
Community |
コミュニティ名を入力。 |
Destination |
Trap先のアドレスを指定 ( SNMPマネージャのアドレス ) |
Port |
SNMP Trapで使用するポート番号を指定。 |
「System」⇒「SNMP」⇒「Traps」⇒「Destination」で設定を行います。
以上の通り、BIG-IPのSNMPの設定は、SNMP Agentの設定を2項目(ConfigurationとAccess)
SNMP Trapの設定を2項目(ConfigurationとDestination)の計4項目を設定することになります。
F5 BIG-IPのSNMPのMIBは、ログイン後のトップページの下の方にある以下からダウンロードできます。
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