◆ JUNOS - OSPFの設定 - スタブエリア
スタブエリアとなるOSPFルータの設定は以下の通りです。スタブエリアのABRではLSA Type5の経路は
LSA Type3のデフォルトルートに集約されて、スタブエリア内のOSPFルータに通知します。これにより
スタブエリアのOSPFルータのルーティングテーブルを小さくし、ルータのパフォーマンス低下を防げます。
以下の説明図では 3 ルートしか集約していませんが、例えば1000ルートを1つのルートに集約するような
構成であれば、スタブエリアを設けることによる集約の利点を感じられます。なお、スタブエリアになる
条件は「 スタブエリア内をバーチャルリンクが経由しない、スタブエリア内にASBRは設置しない 」こと。
設定例の通り、スタブエリアのABRでデフォルトルートを生成するためにはdefault-metricキーワードを
設定する必要があります。default-metricキーワードの後の数値はデフォルトルートのメトリック値です。
◆ SRX1 - ABRにおけるスタブエリアの設定
root@SRX1# set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/1
root@SRX1# set protocols ospf area 0.0.0.5 interface ge-0/0/0
root@SRX1# set protocols ospf area 0.0.0.5 stub default-metric 6
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◆ SRX2 - スタブエリアの設定
root@SRX2# set protocols ospf area 0.0.0.5 interface ge-0/0/0
root@SRX2# set protocols ospf area 0.0.0.5 stub
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◆ show ospf database
◆ show ospf route
◆ show route
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