◆ sort コマンド
sortは、行単位でファイルの内容をソートする。オプション(-r)を指定しない場合は昇順にソート。
◆ 構文 : sort [ オプション ] [ +開始位置 ] [ -終了位置 ] [ ファイル名 ]
オプション |
説明 |
-b |
行頭の空白を無視 |
-f |
大文字小文字の区別を無視 |
-r |
降順にソート |
-n |
数字を文字ではなく数字として処理 |
◆ 実行例 : data.txtファイルを降順にソート
◆ uniq コマンド
uniq コマンドは、並び替え済みのデータから重複行を削除して、1行にまとめて表示するコマンド。
重複行を削除するために、ファイルの内容をsortコマンドなどにより並び替えてから実行します。
◆ 構文 : uniq [ オプション ] [ 入力ファイル名 ] [ 出力ファイル名 ]
オプション |
説明 |
-d |
重複している行のみ出力 |
-u |
前後の行と異なる行を表示 |
◆ 実行例 : data.txtファイルをソートして、重複行を取り除いて表示
◆ split コマンド
splitコマンドは、指定サイズでファイルを分割するコマンド。
◆ 構文 : split [ オプション ] [ 入力ファイル名 ] [ 出力ファイル名 ]
オプション |
説明 |
-l 行数 |
指定した行数でのファイル分割。-l を省力することも可能。 |
-b バイト |
指定したバイト数でのファイル分割。 |
◆ 実行例 : data.txtファイルを10行ごとに分割
◆ pr コマンド
pr コマンドは、印刷前に使用されるファイルの書式を整えるコマンド。
◆ 構文 : pr [ オプション ] [ ファイル ]
オプション |
説明 |
+開始ページ [:終了ページ] |
開始ページや終了ページの指定 |
-h ヘッダ文字列 |
ヘッダに表示されるファイル名を、指定した文字に変更 |
-l ページ長 |
ヘッダとフッタを含めたページの長さを行数で指定 |
◆ 実行例 : data.txtファイルを1ページで30行として、1ページ目から5ページ目を出力
◆ fmt コマンド
fmt コマンドは、テキストファイルを決められた桁に整形するコマンド。
◆ 構文 : fmt [ オプション ] [ ファイル ]
◆ expand コマンド
expand コマンドは、テキストファイルの中にあるタブをスペース(空白)に変換するコマンド。
◆ 構文 : expand [ オプション ] [ ファイル ]
オプション |
説明 |
-i |
行頭のタブのみスペースへ変換。 |
-t 数値 |
置き換える桁数の指定。タブ幅のデフォルトでは8桁。 |
◆ unexpand コマンド
unexpand コマンドは、expandとは逆の結果となり、スペース(空白)をタブに変換するコマンド。
◆ 構文 : unexpand [ オプション ] [ ファイル名 ]
オプション |
説明 |
-a |
行頭以外のスペースも変換。 |
-t 数値 |
置き換える桁数の指定。デフォルトでは8桁。 |
◆ wc コマンド
wc コマンドは、指定したファイルの行数、単語数、文字数を表示するコマンド。
◆ 構文 : wc [ オプション ] [ ファイル名 ]
オプション |
説明 |
-c |
文字数だけの表示 |
-l |
行数だけの表示 |
-w |
単語数だけの表示 |
◆ 実行例 : data.txtファイルにwcコマンドを実行
※ 上記実行例では、data.txtファイルの行数は5、単語数は10、文字数(バイト数)は300であることが分かります。
|