◆ Cisco Secure ACSシャットダウン方法
Cisco Secure ACSはLinuxベースのアプライアンスなので、CiscoルータやCatalystスイッチのようにいきなり
電源ケーブルを抜いて電源OFFにしてはいけません。コンソール接続/SSH接続で、以下のように入力します。
halt コマンドにより、システムのシャットダウンが自動的に行われます。コンフィグを保存するかどうかを
確認してくるので「yes」ならそのままEnterキーを入力し、shutdownを続ける場合、最後に y と入力します。
単に再起動を行いたいだけなら、reload コマンドを入力します。shutdownプロセスはすぐに完了しますが
haltコマンドを入力してから、念のため、5分くらい待ってから電源ケーブルを抜くことをお勧めします。起動
するためには、電源ケーブルを接続した後、正面左端の点滅ランプの右側の「○」を押せば起動を開始します。
◆ Cisco Secure ACSの初期化方法
HTTPS接続によりWebで設定したコンフィグを完全にクリアするためには、acs-reset-config を入力します。
このコマンドの場合、IPアドレス設定などのLinux部分の設定はそのまま残ります。acs-reset-config の後に
ACSのプロセスが停止して、開始するまでに数分くらいかかります。show application status acsコマンドを
入力して以下のように全てがrunning状態になればアクセスできます。このコマンドを入力するとライセンスが
消えることになるので、再度、ライセンスファイルをインストールする必要があります。これは要注意です!
IPアドレス部分の設定などのstartup-configにある情報を削除したい場合はwrie eraseコマンドを使用して
以下のとおり入力します。起動後、setupコマンドを入力すれば再度、セットアップを開始できます。なお、
write erase の場合、HTTPS接続のWeb画面で設定した情報は削除されません。Web上で設定した内容を
初期化したい場合は、上記で紹介した acs reset-config コマンドも入力して、初期化する必要があります。
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