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       ◆ EIGRP - 静的なEIGRPネイバーの指定 
       
       EIGRPのHelloパケットは「224.0.0.10」のマルチキャストアドレスにより送信されますが、紹介する 
       neighborコマンドを使用することで、その設定対象インターフェースからはマルチキャストの送受信が 
       なくなり、EIGRPパケットを指定したユニキャストアドレスでのみ送信されるようになります。 
       
       ◆ EIGRP - neighborの設定 
       (config)# router eigrp as-number 
       (config-router)# neighbor ip-address interface-id 
       
      
      
      
 
        
          
            | コマンド引数 | 
            説明 | 
           
          
            | ip-address | 
            
              EIGRPネイバーのインターフェース設定されているIPアドレスを設定 
             | 
           
          
            | interface-id | 
             EIGRPパケットをユニキャストでのみ送受信させるインターフェースを設定 | 
           
        
       
       
      
      
  ◆ 設定例 : G0/0において、EIGRPネイバーである 192.168.0.2 へはユニキャストでEIGRPパケット送信 
      
        
          
             
             R1(config) # router eigrp 10 
             R1(config-router) # neighbor 192.168.0.2 GigabitEthernet0/0 
             
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       ◆ 設定例 : G0/0において、EIGRPネイバーである 192.168.0.1 へはユニキャストでEIGRPパケット送信 
      
        
          
             
             R2(config) # router eigrp 10 
             R2(config-router) # neighbor 192.168.0.1 GigabitEthernet0/0 
             
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       ユニキャストを使用した静的なEIGRPネイバーの確立は、EIGRPネイバーを形成する両方のルータが同士が 
       お互いにネイバーのIPアドレスを指定する必要があり、一方だけで指定してもネイバーを確立できません。 
       なお、このような設定が企業ネットワークで実装されることは基本的にありません。CCIEラボ試験において 
       設定要件のなかで「マルチキャストを使用せずにEIGRPネイバーを確立すること」がある場合に使用します。 
       
      
       
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