UDLD - Catalyst Config



 ◆ UDLDの設定 - デフォルト値

 CatalystスイッチのUDLDのデフォルト値は以下の通りであり、UDLDはデフォルトで無効化されています。

機能 説明
 UDLD グローバルステート グローバルにディセーブル
 ポート別の UDLD ステート(光ファイバ メディア用) グローバルにディセーブル
 ポート別の UDLD ステート(ツイストペアメディア用) グローバルにディセーブル
 UDLD アグレッシブ モード グローバルにディセーブル




 ◆ UDLDの設定 - グローバルでの有効化

 スイッチ上の全ての光ファイバーポート上でアグレッシブモードまたはノーマルモードでUDLDをイネーブル
 にするには以下のコマンドを入力します。UDLDは一般的には、以下で解説するグローバルでは設定しません。

 
◆ UDLDをグローバルに有効化
 (config)#
udld aggressive | enable | message time message-timer-interval

コマンド引数 説明
aggressive


 スイッチ上の全ての光ファイバーポート上でアグレッシブモードで有効化
 (config)# udld aggressive

enable


 スイッチ上の全ての光ファイバーポート上でノーマルモードで有効化
 (config)# udld enable

message time


 アドバタイズフェーズに移行して、双方向と検出されたポートにおける
 UDLDプローブメッセージ間の間隔を設定。有効な範囲は 1 〜 90 秒です。デフォルト値は 15。



 ◆ UDLDの設定 - インターフェースごとの有効化

 
◆ UDLDをインターフェース上で有効化
 (config)# interface interface-id
 (config-if)#
udld port [ aggressive ]

コマンド引数 説明
port


 UDLDをノーマルモードで有効化
 (config)# interface GigabitEthernet 0/1
 (config-if)#
udld port

aggressive


 UDLDをアグレッシブモードで有効化
 (config)# interface GigabitEthernet 0/1
 (config-if)#
udld port aggressive




 ◆ UDLDによりディセーブル化されたインターフェースのリセット

 単一方向リンクを検出してUDLDによりerr-disabled状態にされたポートは、以下のいずれかの方法で復旧
 できます。ただし、復旧時には err-disabled になった原因を特定してから、復旧させるようにしましょう。

 ・ 該当インターフェースを
shutdown してから no shutdown とする。
 ・ 特権モード( # )で
udld reset を実行する。
 ・ 自動的に復旧するように右記を設定しておく ⇒ (config)#
errdisable recovery cause udld


 
◆ 設定例 : UDLDにより err-disabled されたポートを300秒後に自動復旧


 Catalyst(config) #
errdisable recovery cause udld
 Catalyst(config) #
errdisable disable recovery interval 300




L2コントロール( UDLD、Flex Link、ストーム制御、保護ポート、ポートブロッキング )

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