CDN ( Contents Delivery Network )



 ◆ CDN(Contents Delivery Network)とは

 CDNとは、
Webコンテンツを効率よく迅速にユーザに配信するための仕組みのことです。CDNでは各地に
 配置された数多くのキャッシュサーバにWebコンテンツを一時的にキャッシュさせて、GSLBの機能により
 リクエストしたユーザから近い場所にあるキャッシュサーバからコンテンツを配信することにより、迅速で
 効率の良いWebコンテンツの配信を実現しています。


   



 CDNは、オリジンサーバ、キャッシュサーバ、GSLBの大きく3つのコンポーネントにより構成されます。

CDNの構成要素 説明
オリジンサーバ


 オリジナルのWebコンテンツを提供するWebサーバ。元のデータを保有しているWebサーバ。

キャッシュサーバ


 オリジンサーバから配信されるデータをキャッシュするサーバ。CDN事業者が提供する地理的に
 分散配置されたエッジサーバ。ユーザからのリクエストに代理応答して、応答速度の向上を担う。


GLSB


 分散配置されたキャッシュサーバにユーザからのリクエストを適切に振り分ける機能のこと。
 GSLB機能を有する広域負荷分散装置により、CDNの効率やパフォーマンスを最大化にする。


 CDN導入によりキャッシュサーバがオリジンサーバの代理応答してくれることから、オリジンサーバへの
 アクセスが低減することで
負荷を大幅軽減できるだけでなく、コンテンツの表示・配信速度が向上します。
 また、Webサーバに大量な不正なリクエストを送信されても、分散配置されたキャッシュサーバがそれを
 受け取れることになることから、
DoS/DDoS攻撃に対して高い耐性を持つことにもなります。



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