◆ Flexible NetFlow - C3KX-SM-10Gモジュール
C3560X/3750Xでは、例えばC3K-SM-10Gモジュールを搭載することでFlexible NetFlowを実装できます。
C3K-SM-10Gモジュールを搭載して、Flexible NetFlowを実装する場合の注意点や仕様などは以下の通り。
@ ハードウェア要件 : VIDが02以上またはHW Revisionが0x03以上
A IOS : 15.0 (1) SE以降
B ライセンス : IP Base以上
C モジュール用ソフトウェアは個別に必要 : 例 (c3kx-sm10g-tar.150-1.SE2.tar)
※ スイッチ用のIOSソフトウェアとモジュール用のソフトウェアのバージョンを同じにします。
※ 以下のコマンドでスイッチのIOSとモジュールのソフトウェアを同時にアップグレードすることが推奨。
⇒ archive download-sw <IOS Image path>.tar <SM Image path>.tar
※ archive download-sw で上手く実行できない場合、/no-version-check 指定で上手くいく時があります。
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正常にC3K-SM-10Gモジュールを認識したかどうかは show switch service-modules で確認できます。
H/W StatusがLB-PASS-THRUの場合やCPU Linkがnotconnectedであれば上記要件を満たしていません。
◇ 正常に出力されるログのステップは以下の通りです。
POST: Macsec Uplink Loopback Tests : Begin
POST: Macsec Uplink Loopback Tests : Passed Encryption Mode
POST: Macsec Uplink Loopback Tests : Passed Decryption Mode
POST: Macsec Uplink Loopback Tests : End
PLATFORM-6-FRULINK_INSERTED: FRULink 10G SM module inserted in Switch
1
PLATFORM_SM10G-6-LINK_UP: The FRULink 10G Service Module (C3KX-SM-10G)
communication has been established.
⇒ Catalyst3750X起動完了後、上記メッセージが出力完了するまで約5分くらいかかります。最終行の出力が特に長く感じます。
スイッチのIOSとモジュールのソフトウェアの同時アップグレードが推奨とはいえ、当方は分けてやります。
先ず通常の手順でIOSをアップグレードして、次に以下の手順でC3K-SM-10Gモジュールだけをアップします。
@ 現在のC3KX-SM-10GモジュールのCPU Linkを確認
現在は、本体とSMモジュールのバージョンが合っていないことから、以下のログとステータスになります。
%PLATFORM_SM10G-3-SW_VERSION_MISMATCH: The FRULink 10G Service Module (C3KX-SM-10G)
in switch 1 has a
software version that is incompatible with the IOS software version. Update
the software. Module is in pass-thru mode.
A archive download-sw コマンドによりc3kx-sm10g-tar.ファイルのアップグレード
B 最後に機器の再起動ではなく、モジュールだけを再起動
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