Cisco Nexus - 7000



 ◆ Cisco Nexus 7000シリーズ

 Cisco Nexus 7000シリーズでは4スロット/9スロット/10スロット/18スロットの4種類のモデルがあります。
 高い信頼性と可用性を実現するために、スーパバイザモジュールとインターフェースモジュールは、すべて
 前面に配置し、冗長電源/ファントレイは背面に配置しており、メンテナンス時に電源ケーブルが抜けること
 がないように配慮しています。なお、Nexus7000シリーズは将来40Gbps/100GbpsのI/Fをサポートします。


     


 ※ Nexus7010シリーズは多くのラック内に収まらないサイズであることから、Nexus 7010 よりも 7009 の選定を推奨します。

項目 Nexus 7009 Nexus 7010 Nexus 7018
製品の互換性 Nexus 7000シリーズの
全モジュールをサポート
Nexus 7000シリーズの
全モジュールをサポート
Nexus 7000シリーズの
全モジュールをサポート
ソフトウェアの互換性 NX-OS 5.2 以降 NX-OS 4.0 以降 NX-OS 4.1 以降
オプション ロック可能な前面ドア エアー フィルタ
ロック可能な前面ドア
ロック可能な前面ドア
平均故障間隔(MTBF) 318,572 時間 264,652 時間 206,038 時間
信頼性 冗長コンポーネントのOIR
SUP/Fabric電源/FAN
冗長コンポーネントのOIR
SUP/Fabric電源/FAN
冗長コンポーネントのOIR
SUP/Fabric電源/FAN
ラックユニット 14RU 21RU 25RU
6000W AC電源 最大7500W 最大12000W 最大180000W
インターフェース 1G/10G 最大336/336ポート 最大384/384ポート 最大768/768ポート
パフォーマンス システム全体のファブリック容量 8.8Tbps 9.9Tbps 18.7Tbps
スロットごとのファブリック容量 550Gbps 550Gbps 550Gbps
スロット スーパバイザー Slot1/Slot2 Slot5/Slot6 Slot9/Slot10
I/Oモジュール Slot3〜9 Slot1〜4、7〜10 Slot1〜8、11〜18
ファブリックモジュール 前面の5スロット 背面の5スロット 背面の5スロット
メモリ DRAM 8GB 8GB 8GB
NVRAM 2MB 2MB 2MB
FLASH 2GB 2GB 2GB

 OIR (Online Insertion and Removal) : ホットスワップとも呼ばれている。OIRがサポートされていれば、システムの電源を
 中断したり、他のソフトウェアやインターフェースをシャットダウンさせることなく、モジュールの追加、交換、取り外しを行える。

 ※ シャーシ、電源、電源ケーブル、Flashカード、エアーフィルター、フロントドア、ソフトウェア以外は以下のStepで選定する。


 Step 1 : Nexus 7000シリーズ - スーパバイザモジュールの選定
 スーパバイザーモジュールは、Nexus 7000シリーズにおいてコントロールプレーンとして動作する最重要な
 モジュールです。L2/3サービス、冗長性機能、構成管理、ステータス監視、電源、環境管理などを制御します。

Hardware Feature N7K-SUP1 N7K-SUP2 N7K-SUP2E
Chassis Supported All All All
Number of cores Dual core Quad core 2 quad cores
Speed 1.66 GHz 2.13 GHz 2.13 GHz
Memory DRAM: Up to 8 GB,
Flash Memory: 2 GB
NVRAM: 2 MB batterybackup
DRAM: Up to 12 GB
FlashMemory: 2 GB
NVRAM: 16 MB battery backup
DRAM: Up to 32 GB
Flash Memory: 2 GB
NVRAM: 16 MB battery backup
Flash memory Compact flash memory USB flash memory USB flash memory


Software Feature N7K-SUP1 N7K-SUP2 N7K-SUP2E
NX-OS 4.0 6.1 6.1
FEX 32 32 48
VDC 4 4 + 1(Admin VDC) 8 + 1(Admin VDC)


 Step 2 : I/Oモジュールの選定
 https://www.cisco.com/web/JP/product/hs/switches/nexus7000/ds_list.html


 Step 3 : Nexus 7000シリーズ - ファブリックモジュールの選定
 ファブリック(バックプレーン)モジュールの選定により、各スロットのI/Oモジュールのファブリック容量
 が決定します。従い、Step2で選定したモジュールや拡張性を考慮し、ファブリックモジュールを選定します。
 各I/Oモジュールとスーパバイザーモジュールへのパラレルファイブリックチャネルを持ちます。

Nexusシリーズ Fabric-1 Module Fabric-2 Module
Nexus 7009 - N7K-C7009-FAB-2 ( NX-OS 5.2 later)
Nexus 7010 N7K-C7010-FAB-1 ( NX-OS 4.0 later) N7K-C7010-FAB-2 ( NX-OS 6.0 later)
Nexus 7018 N7K-C7018-FAB-1 ( NX-OS 4.0 later) N7K-C7018-FAB-2 ( NX-OS 6.0 later)
パフォーマンス(1スロットあたり) 46Gbps 110Gbps
パフォーマンス(最大の5枚搭載) 230Gbps 550Gpbps



  



 Step 4 : NX-OSのライセンス選定
 デフォルトでベースライセンスが付属しています。追加コストとして以下のライセンスを追加できます。

NX-OSライセンス 説明
ベースライセンス  包括的な機能セットがベースライセンスとしてハードウェアに付属。追加コストなしで利用可。
エンタープライズライセンス  エンタープライズ ライセンスには、企業で導入する場合に適用される機能が追加されている。
アドバンストLAN
エンタープライズライセンス

 アドバンストLANエンタープライズ ライセンスでは、VDCやCiscoTrustSecセキュリティ
 などの次世代機能が利用できる。

スケーラブルフィーチャ
ライセンス
 ラインカード上のXL機能が使用可能になる。このライセンスはシャーシごとに適用される。
トランスポートサービス
ライセンス
 OTV機能が使用可能になる。NX-OS6.0ではこのライセンスでLISPを使用可能になる。
エンハンストレイヤ2
ライセンス
 FabricPath 機能が使用可能になる。NX-OS6.0ではこのライセンスでPongが使用可能になる。
MPLSライセンス  MPLS転送、QoS、L3VPN、6PE/VPE、OAM など、すべての MPLS 機能が使用可能になる。
FCoEライセンス  Nexus7000シリーズスイッチ上のFCoE機能が使用可能になる。I/Oモジュールごとに必要。
ストレージライセンス  VSAN ルーティングおよびアクセス コントロールが使用可能になる。



 Nexus 7004は、Nexus 7009/7010/7018の後にリリースされた最新のNexus7000シリーズの機種です。
 以下の簡易比較表通り、SUP用に2スロット使用I/O用の2スロットを使用し、他の機種との大きな違いは
 ファブリックモジュールが必要としない点です。また、今までのNexus7000シリーズと比較すると7RUと
 非常にコンパクトであることが特徴です。


 ◆ Cisco Nexus 7004

項目 Nexus 7004 Nexus 7009 Nexus 7010 Nexus 7018
スロット 2 I/O + 2 SUP 7 I/O + 2 SUP 8 I/O + 2 SUP 16 I/O + 2 SUP
ラックユニット 7RU 14RU 21RU 25RU
スロットごとのファブリック容量 440Gbps 550Gbps 550Gbps 550Gbps
インターフェース 1G/10G 最大96ポート 最大336ポート 最大384ポート 最大768ポート


   




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