セキュリティ用語 |
説明 |
アカウント
( acconut ) |
コンピュータやネットワークシステムにアクセスするためにログインするための権利のこと。
アカウントは「ユーザ名」と「パスワード」から構成される。
|
インシデント
( incident ) |
インシデントは情報セキュリティリスクが発生した事故、または脅威となる事象のこと。
ウィルス感染やデータ紛失などから、外部からの攻撃による機密情報の流出などが該当する。
|
ウィルス
( virus ) |
ウィルスは自己伝染機能、潜伏機能、発病機能のいずれかを有する加害プログラムのこと。
広義では、ネットワークを伝わり伝染する「ワーム」などもウィルスに含まれる。
|
エクスプロイト
( exploit ) |
エクスプロイトはソフトウェアなどの脆弱性を悪用した攻撃を行うプログラムのこと。
または、脆弱性を悪用して実際に行われる攻撃のことを意味する。
|
可用性
( availability ) |
可用性とは、必要な時にデータへ安全にアクセスでき、利用可能であることを確保すること。
情報セキュリティの3要件(機密性、完全性、可用性)のひとつ。
|
完全性
( integrity ) |
完全性とは、データを最新で正確な状態で、欠損や不整合がないことを保証すること。
情報セキュリティの3要件(機密性、完全性、可用性)のひとつ。
|
機密性
( confidentiality ) |
機密性とは、権限を持つ限られた人だけが対象データにアクセスできるよう制限すること。
情報セキュリティの3要件(機密性、完全性、可用性)のひとつ。
|
脅威
( threat ) |
脅威は、情報セキュリティを脅かして、システムに対して危害を加える要因のこと。
情報セキュリティにおける脅威は「技術的脅威」「物理的脅威」「人的脅威」の3つがある。
|
技術的脅威 |
技術的脅威は、情報セキュリティに技術的な手段により損害や損失を与える脅威のこと。
不正アクセス、盗聴、改ざん、なりますし、DoS/DDoS攻撃、マルウェア、ウィルスなど。
|
物理的脅威 |
物理的脅威は、情報セキュリティに物理的な手段により損害や損失を与える脅威のこと。
火災・停電などの事故、地震・水害などの災害、ハードウェアなどの故障、盗難、破壊など。
|
人的脅威 |
人的脅威は、情報セキュリティに人の行為により損害や損失を与える脅威のこと。
操作ミス、機密データ損失、社内システムの不正利用、ソーシャルエンジニアリングなど。
|
クラッカー
( cracker ) |
クラッカーはネットワークシステムに不正に侵入して改ざんなどの行為をする人のこと。
最近では、クラッカーのことは「セキュリティ ハッカー」と呼ばれることが多い。
|
シグネチャ
( signature ) |
シグネチャはウィルスに含まれる特徴的なデータ断片や攻撃パターンのデータベースのこと。
IDS/IPSやWAFなどの製品が、通信を検査して、通信の許可/拒否を判断する際に使用する。
|
脆弱性
( vulnerability ) |
脆弱性(ぜいじゃくせい)はソフトウェアの設計ミス、不具合などで発生する欠陥のこと。
脆弱性により、本来動作しないはずの動作が行えたり、外部からの攻撃リスクが発生する。
|
デジタル証明書
( digital certificate ) |
インターネット上で本人確認を行うために、第三者が発行した電子的な証明書のこと。
デジタル証明書により、なりすまし、通信経路上の盗聴、改ざんなどが防止できる。
|
バックドア
( backdoor ) |
バックドアは、サイバー攻撃で侵入した後に、次回侵入時のために設ける裏口のこと。
稼働中のデバイスに存在するセキュリティホールを利用しソフトウェアにより作られる。
|
パッチ
( Patch ) |
パッチはセキュリティ上の脆弱性などの不具合を解消するプログラムのこと。セキュリティ
デバイスの脆弱性が発見された場合、修正プログラム(パッチ)を適用し脆弱性を除去する。
|
ペネトレーション テスト
( penetration test ) |
ネットワークに接続されているシステムに対して、脆弱性がないか侵入テストすること。
システムに対して、実際に様々な技術を駆使して侵入を試みて、脆弱性の有無を確認する。
|
ロギング
( logging ) |
ロギングは、発生した出来事に関する情報を一定の形式で、時系列に記録・蓄積すること。
ロギングにより記録されたデータのことを「ログ」と呼ぶ。
|
IPスプーフィング
( IP spoofing ) |
IPスプーフィングは、攻撃元を隠すために、送信元IPアドレスを偽装して通信を行うこと。
SYNフラッド攻撃やSmurf攻撃などのDoS攻撃の際、IPスプーフィングは利用されている。
|
DMZ |
DMZは内部ネットワーク、外部ネットワークの両方から隔離されたネットワークのこと。
具体的には、イントラネットとインターネットの中間部に設置するサブネットの総称。
|
Proxy server |
内部ネットワークのPCからインターネット接続する際に出入り口で中継するサーバのこと。
内部ネットワークのPCの匿名性確保、ユーザの一元管理、フィルタリング等が可能になる。
|
Firewall |
Firewallは、外部から内部ネットワークへの不正アクセスを防止するシステムのこと。
インターネットなどの外部から、イントラネットなどの内部ネットワークを防護する。
|
IDS |
IDSは、不正アクセスなど悪意あるトラフィックを検出して通知するシステムのこと。
不正アクセスのパケットなのかの判断は「シグネチャ」のデータベースを使用する。
|
IPS |
IPSは、不正アクセスなど悪意あるトラフィックを検出し通知・破棄するシステムのこと。
不正アクセスのパケットなのかの判断は「シグネチャ」のデータベースを使用する。
|
WAF
(Web Application Firewall) |
WAFは、Webアプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃から保護するシステムのこと。
従来のFirewall、IDS、IPSで防げなかった攻撃をWAFによりWebサイトを保護できる。
|