VLAN - show command



 ◆ VLAN - showコマンド(VLAN:デフォルトのステータス)

 下図のネットワークを構成するために設定していくコマンドと、ステータスの見方を紹介していきます。


    


 スイッチのVLAN情報を表示するコマンドは以下です。以下はデフォルトの状態です。

 
◆ VLAN情報の表示
 #
show vlan

 

項番 説明
@

 スイッチに存在するVLAN IDの一覧、

A

 VLAN IDに対する名前

B

 VLANのステータス。activeが使用可能なVLAN。1002〜1005はFDDIやトークリング用のVLANであるが
 このスイッチではサポートしてないためact/unsupと表示。ちなみに、act/lshutはVLANのshutdown状態。

C  VLANが所属するアクセスポートの番号。トランクポートにしたスイッチポートは表示されなくなる。
D  VLANごとのMTUサイズ。デフォルトで1500。


 なお、show vlan briefコマンドにより、show vlanの前半部分だけを簡潔に表示することができます。

 
◆ VLAN情報を簡潔に表示
 # show vlan brief

 


 ◆ VLAN - showコマンド(VLAN:設定変更後のステータス)

 構成図の通り、VLAN 10とそのVLAN名(Sales)を作成してスイッチポートに割り当ててみましょう。

 



 ◆ VLAN - showコマンド(スイッチポートのステータス確認)

 スイッチポートの設定情報、動作状況は以下のコマンドで確認できます。

 
◆ 特定のスイッチポートのVLAN情報の表示
 #
show interfaces interface-id switchport

 
◆ スイッチポートがアクセスポートの場合の出力結果
 


 ◆ スイッチポートがトランクポートの場合の出力結果
 


 ◆ VLAN - showコマンド(トランクポートのステータス)

 トランクリンク上で実際に転送可能なVLAN番号を、以下のコマンドで確認することができます。

 
◆ 特定のスイッチポートのVLAN情報の表示
 #
show interfaces interface-id trunk

 

項番 説明
@

 トランクポートのポート番号。

A

 現在設定されているポートのモード。switchport mode trunkならon、switchport mode accessならoff。

B

 使用しているトランキングプロトコル。

C

 トランクキング状況を表示。トランクできていない場合は non-trunking と表示。

D  このトランクポート上のネイティブVLAN。
E  トランクリンク上で転送が許可されたVLAN。allowed vlanで定義していないデフォルトでは全VLANが表示。
F  トランクポート上で現在アクティブなVLAN。
G  トランクポート上で実際に転送することができるVLAN。



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