コンフィグ |
説明 |
pppoe enable |
物理インターフェースにおいてPPPoEを有効にする設定。pppoe enableとコンフィグ設定
するとIOSバージョンによりpppoe enable group globalと表示される。group名を指定して
いない場合、上記のようにデフォルトでは"global"というグループ名が使用されることになる。
※ バージョンにより本コマンドの入力不要であったり、入力しても非表示となる場合がある。
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pppoe-client dial-pool-number 1 |
論理インターフェース (Dialer 1) を使用し、PPPoEセッションを確立するようにするための
コマンド。物理I/F (GigabitEthernet 0) に設定されたpppoe-client dial-pool-number 1と
論理I/F (Dialer 1) で設定されたdialer pool 1の [ 1 ] が物理I/Fと論理I/Fをマッピングする。
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ip nat inside |
NATまたはPAT における、内部( LAN側 )を定義するためのコマンド。 |
ip tcp adjust-mss 1414 |
このI/Fを通過するTCPセッションは、TCPのMSSが1414byteでネゴシエーションする。 |
interface Dialer1 |
Dialerインターフェースの定義。PPPoEセッションはこのDialerインターフェースで終端する。 |
ip address negotiated |
PPPセッションの確立時にIPアドレスが動的にアサインされる |
ip mtu 1454 |
IPパケットの最大送信サイズ。Bフレッツなどの場合は1454byteとする。 |
ip nat outside |
NATまたはPATにおける外部( インターネット側 )と定義するためのコマンド。 |
encapsulation ppp |
このI/FはPPPカプセル化により入出力を行うようにするためのコマンド。 |
dialer pool 1 |
論理I/Fの dialer pool 1 と物理I/Fの pppoe-client dial-pool-number 1 の 1 がマップ。 |
dialer-group 1 |
グローバルコンフィグモードで定義するdialer-list 1とdialer-group 1の [ 1 ] がマッピング。
dialer-list 1で定義したトラフィックがDialer1インターフェースから出ていくことでPPPoE
セッションの確立要求が起動し、Dialer1インターフェースが [ up/up ] 状態へと移行する。
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ppp authentication chap callin |
ISPと行うCHAP認証。callinの設定により、ISPによるユーザ認証の片方向のみとなる。 |
ppp chap hostname
cisco@cisco.com |
ISPとCHAP認証する際のユーザ名。ISPから付与された情報を設定する。 |
ppp chap password cisco |
ISPとCHAP認証するの際のパスワード。ISPから付与された情報を設定する。 |
ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 Dialer1 |
インターネット通信のために、デフォルトルートはダイヤラーインターフェースを指定。 |
ip nat inside source list 1
interface Dialer1 overload |
アクセスリスト[ 1 ]に合致したトラフィックがインターフェースDialer 1 に割り当てられた
グローバルIPアドレスを利用して、PAT変換される。overload がPATを示すコマンド。
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access-list 1
permit 192.168.1.0 0.0.0.255 |
192.168.1.0/24を送信元とするトラフィックがマッチする標準アクセスリスト。この設定では
このアクセスリストは「PAT変換を行うための送信元のIPアドレスの定義」として利用する。 |
dialer-list 1 protocol ip permit |
dialer-list 1に適用させるトラフィックを指定。ここではIPトラフィックを対象として定義。 |