コンフィグ |
説明 |
nameif inside |
インターフェースの名前の指定。一般的に、内部ネットワークはinsideという名前にして
外部ネットワークのインターフェースにはoutsideという名前を割り当てる。DMZならdmz。
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security-level 100 |
インターフェースのセキュリティレベルを指定。このレベルには0(最下位)〜100(最上位)
まである。数値が高いほどセキュリティレベルが高い。セキュリティレベルの高いI/Fからの
開始セッションは全て許可されるが、セキュリティレベルの低いI/Fからの開始セッションは
アクセスリストで許可しない限り通信が許可されない。interface vlan1は内部ネットワークに
接続されるので、最もセキュリティレベルの高い 100 と定義している。外部なら 0 にする。
※ デフォルトではnameif insideと設定すれば 100 、nameif outsideと設定すれば 0 となる。 |
pppoe client vpdn group
GROUP1 |
PPPoEクライアントとしてのVPDN (Virtual Private Dial-up Network) グループの指定。
グループ名を設定するためには、先にvpdn groupコマンドでグループを指定する必要
がある。今回の場合、vpdn group GROUP1 request dialout pppoeなどの設定が該当。
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ip address pppoe setroute |
このI/FでのPPPoEの有効化。setrouteコマンドによりPPPネゴシエーション中に取得される
グローバルIPアドレスをネクストホップとしたデフォルトルートが動的に作成するようになる。
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mtu outside1454 |
IPパケットの最大送信サイズ。Bフレッツなどの場合は1454byteとする。 |
sysopt connection tcpmss 1414 |
TCPセグメントの最大送信サイズ。Bフレッツなどの場合は1414byteとする。 |
object network INSIDE-PAT |
マッピングアドレスを指定するためにこのobject networkというものを定義する必要がある。
ここでは例として、INSIDE-PATという名前を付けている。 |
subnet 192.168.1.0 255.255.255.0 |
ここでは、グローバルIPアドレスへの変換対象のネットワークとして192.168.1.0/24を指定。
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nat (inside,outside) dynamic
interface |
内部(inside)ネットワークのアドレスを外部(outside)のI/FのアドレスにPAT変換。 |
vpdn group GROUP1
request dialout pppoe |
PPPoEで使用されるVPDNグループの定義。pppoe client vpdn group で定義したグループ名
である GROUP1 と同じグループ名を定義する。
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vpdn group GROUP1
localname cisco@cisco.com |
ISPから付与されたユーザ名をVPDNグループに指定。 |
vpdn group GROUP1 ppp authentication chap |
ISPとの認証をVPDNグループに指定。ここではISPとの認証をCHAP認証としている。
回線がKDDIの場合、vpdn group GROUP1 ppp authentication pap と設定する必要がある。
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ppp chap password cisco |
ISPとCHAP認証するの際のパスワード。ISPから付与された情報を設定する。 |
vpdn username cisco@cisco.com password cisco |
ISPとCHAP認証を行う際のユーザ名パスワードの指定。 |